広島弁のなかでも非常に怖い言葉なのが「ぶちまわす」です。特に男性が使う頻度の高い言葉で他県の方が聞くと、なかなかの分厚いインパクトでしょうし、ケンカ・言い合いのときに登場する言葉です。今回は広島弁「ぶちまわす」の意味と使い方事例を紹介します。
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1. 「ぶちまわす」の意味
さて「ぶちまわす」とはどんな意味があるのでしょうか?
「ぶち+まわす」で凄い何かわ回すイメージがありますが、実は怖い言葉なんです。
- しばく
- ボコボコにする
- 叩く
- 殴る
簡単に言えば相手に危害を与えるという意味です。
2. 「ぶちまわす」の使い方事例
さて「ぶちまわす」は怖い言葉だとわかりましたが、どんなシチュエーションで使うのでしょうか。
実際に「ぶちまわす」も使う場面によって、本気の「ぶちまわす」と冗談の「ぶちまわす」がありますので、紹介します。
2-1. 絡まれたときの「ぶちまわす」
- 「さっきから何見とるんや!ぶちまわすど!」
完全に見てもいないのに、不良に絡まれたシチュエーションですね。「ぶちまわす」の中にも語尾が違うケースがあります。
- 「ぶちまわすど」
- 「ぶちまわすぞ」
意味は同じですので、気にされなくていいです。
2-2. ケンカのときの「ぶちまわす」
- 男1「なんや!ぶちまわされたいんか」
- 男2「ぶちまわしてみーや!すぐ警察に言うちゃるけぇ」
少し「ぶちまわす」から変化していますが、この例文では「何?殴られたいの?」男1が聞くと男2が「殴れるもんなら殴ってこい!警察に言うけどね。」といった例文になっています。
2-3. 父親からの「ぶちまわす」
- 「はよー宿題せーや!ぶちまわすで!」
冗談交じりの「ぶちまわす」ですね。早く宿題をしない息子に対して注意喚起をする父親です。実際に優しい感じで言えば相手にも冗談だとわかりますので、「ぶちまわす」は温度差によって変わってきますね。
3. 「ぶちまわす」まとめ
「ぶちまわす」はやっぱり相手に対して殴るという意味合いが強いので、比較的男性が使うケースが多いですね。警察24時のテレビでもわかるように週末の流川に行けば、ケンカしていることもあるので聞けるかも知れませんが、なかなか広島県へ旅行に来て「ぶちまわす」を聞けるかと言えばケンカ系のシチュエーションがない限り厳しいでしょうね。また「ぶちまわす」をマネしようとしてもシチュエーション的にもないからも知れませんね。
今回は「ぶちまわす」の意味と使い方事例について紹介しました。ありがとうございました。
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