広島弁には『のすけてや』『のすける』という方言が古くからあります。特に広島県の県北の地方や年配の方は頻繁に使う方言のひとつでもあります。
今回は『のすけてや』『のすける』の意味と正しい使い方事例をご紹介します。
スポンサーリンク
のすけてやの意味
単刀直入にいうと『〇〇を取って』という意味になります。
例えば、そこに机にあるリモコンのすけてやーと使っていきます。
標準語にすると机にあるリモコンを取って!とお願いしている意味になります。
のすけるの意味
のすけるの意味は『渡して』『置く』という意味になります。そこにある物を動かす、行動をお願いする広島弁になります。
『のすける』も意味を理解すれば簡単ですが、いろんな場面で会話されるので、次の使い方事例で、より深めていきましょう。
スポンサーリンク
のすけてやの使い方事例
ここでは、いろんな例文を見ながらのすけてやの使い方をマスターしていただけたらと思います。
お箸をのすけてや
広島弁 箸をはよーのすけてや。
標準語 箸を早くください。
食卓に料理が運ばれてくるが、肝心なお箸がないときに使われるケースですね。
お箸をのすけてやは非常に多く使われます。なぜなら広島人の県民性なのかもわかりませんが、待てない、短気が多い性格もあるのかもわかりませんね。
そのほかの、のすけてやの使い方事例も見てみましょう。
のすけといてくれや
広島弁 山崎君に車の鍵のすけといてや。
標準語 山崎君に車の鍵を渡しといて。
のすけてんやの普通な使い方は『取って』とお願いするパターンですが、今回は『渡しといて』という方言になります。
のすけーや
広島弁 はよーのすけーや。
標準語 早く取れ。
これは広島人男性が使うケースが多いのでが、のすけーやです。簡単にいえば急いでいるときや、怒っているときに使うケースが多いです。
広島弁のなかでも怖い方言になりますね。
まとめ
『のすけてや』『のすけてや』いかがだったでしょうか?
若い子が使う広島弁では、純粋に『リモコン取ってや』って使いますので、『のすけてや』『のすけてや』は会話に登場するケースは少ないと思いますが、田舎の年配の人は使うことも多くあるので、ここで理解していただければと思います。
スポンサーリンク